コンサルタントあるある。
人間の脳みそってすごいんですよね。
雑誌とか見てて、欲しい服とか、靴があると、
次の瞬間から街中でしょっちゅう似たようなものを見つけ始めたりしません?
私も、ベンツに乗りたいなんて、
これまで人生で1ミリ足りとも思ったことなかったのに、
雑誌で唯一、
「Gクラス」を見た瞬間、
「なにこれカッコイイ」と思ったものです。
すると、立て続けに、
梅田やミナミなどで2~3回連続で見かけるようになったことがありました。
人間の脳の不思議なのでしょうか。
「今の医院の問題は何ですか?」
まぁコンサルタントって職業は、
問題を解決することが仕事だという一面もあるので、
こーいった質問をするのも職務を全うしている証拠とも言えます。
ただ、注意しておかないといけないのは、、、、
「問題を解決する」ことと、
「理想の未来を手に入れること」に因果関係はない。
問題を解決すれば、理想の未来が手に入る。
そう思っている方も大勢いるのではないでしょうか?
実際に左脳派でロジカルなビジネス書作家さんたちも、
本気でそんな風に書いてたりするので、
幾分やっかいでデリケートな部分かも知れませんが、
つくづく最近新井が実感しているのは、
「理想の未来」は「理想の未来」を定義しないことには現れない。
「問題」や「課題」って、
得てして大体の場合、
「過去」や「現在」の話ですよね。
「過去」がどうだったか、
「現在」がどうであるか、
と「これから起こる未来」には、
本来何の因果関係もないはずです。
過去:去年、衛生士が採用できなかった。
現在:今年も衛生士が採用できない。
未来:だから来年も衛生士は採用できない。
過去:以前スタッフが横領した。
現在:今週、別のスタッフが蒸発した。
未来:きっと今いるスタッフも何か問題を起こすに違いない。
こんな未来、起こってたまるかよ。笑
未来は、
今ココから、
あなたの意志によって、
選べます。
ただ、注意しなくちゃいけないのは、
過去や現在、
起こっている問題や課題を解決することにフォーカスするのではなく、
「理想の未来」をありありと、
明確にイメージし、
的確な「言葉」を与えることだと思います。
私のコンサルの先生の遠藤晃さんはいつも言ってました。
「いいか、翔平氏『成果』が出ない人は、
『行動』が甘いか弱いかぬるいんだ。
『行動』が甘いか弱いかぬるい人は、
『思考』が甘いか弱いかぬるいんだ。
『思考』が甘いか弱いかぬるい人は、
『言葉』が甘いか弱いかぬるいか、そもそも持っていないんだ。
分かるか?翔平氏」
「理想の未来」という状態を、
言葉で定義し、
それに向かって一つ一つ、
目の前の問題解決を始めれば、
未来の方からあなたに向かって来る。
実はそんなことって、多いのかも知れません。
あらい