目に見えない力ってありますよね?
ちょっと今日は不思議だなーと思う話です。
だいたい私とのコンサル(医院の風土改革?組織改革?)
が始まると、
結果的にスタッフが結構入れ替わったりします。
( 注:
「人は自分の内面に見ているものを、外側に見る」
と言われるので、
こんなことを言ってしまったら、
これ以降私とのコンサルを始めると、
先生が「人が入れ替わることを期待」しちゃいそうなので、
ちょっと嫌なのですが…。
参考程度に読んでみてください。 )
院長が「変わるんだスイッチ」を押した瞬間、スタッフが目に見えない何かを察知する。
「変わるんだスイッチ」は、今作った造語です。
コンサルを入れるくらいだから、
院長の中で、
潜在的に、
「このままでいいのかな…」
「変わらなきゃダメなんじゃないかな…」
「これじゃジリ貧だと思うんだよな…」
などなど、
“潜在的に”思ってはいても、
この段階ではまだ表に出て来ていない感情があると思うんです。
つくづく不思議だなーと思うのは、
コンサル契約を交わした翌日から、
なぜか古株の衛生士の、スタッフいじめがエスカレートしたり、、、
スタッフから院長先生へのマウンティングが激化したり、
権力争い(診療方針の対立やetc…)
などなど。
院長の「変わろうとする意志」を、
これまでにないパワーで、
くじこうとする力学が発生するんですよね。。。
まだ何も伝えてないにも関わらず…(・ω・`;)
逆に、
それらの事件によって、
さらに「変わろう」とする意志を固めるきっかけにもなるかも知れませんが。
まだ私が直接スタッフに会ったわけでも、
院長が今後の方針を説明したわけでも「無いのに」ですよ。
言葉は汚いかも知れませんが、
組織が変わろうとする時、
何か、「膿」みたいなものが出るんじゃないかなと思います。
で、
その「膿」が出る時期って、
医院によっては1~2ヶ月目で早々に出ることもあれば、
4~5ヶ月目に出ることもある。
その時期ってとても院長先生は精神的に辛いんですよね。
「こんなにしんどいのなら、元に戻った方がマシだわ…」
そう思えるような。
これは分かる気がするんですが、
先生も大学の時、
生体系で「ホメオスタシス」とか習ったの覚えていませんか?
恒常性って言って、
生物が「現状維持を続けようとするチカラ」と言いますか。
グレーゾーンを長く続けて来たので…
医療人だから、
開業医だから、
売上を立てれば、
診療点数を稼げば、
キャッシュフローを回転させれば、
それで経営はうまく行く。
「治療をこなすこと」=「経営である」
そんな錯覚をしちゃってたと思うんです。
でも、
本当の意味で「経営をする」というのは、
自分の納得感を持って、
コントロール感を持って、
狙った「時間」と、「利益」を作り、
地域の患者様に貢献する。
コントロールするべくして、
コントロールするものだと思います。
それが本当の意味での「経営」だとするなら、
多くの院長先生は、
「ビジネスに働かされている」
ようなものだと思います。
どこも目指して来なかった(=グレーゾーンに長くいた)ので、
明確な「どこか」を目指す、となると、
必ず、
グレーゾーンのぬるま湯が大好きだったスタッフたちが、
自分の安全圏を守るために、
エゲツない抵抗を見せるんですよね。笑
でもこれは、
院長先生にとって、
「リーダー」になるための試金石みたいなものだと思います。
「理想の未来を作る!」って決めちゃったので、
どうしても、
「異なる未来を見ている人」とは反発しちゃうこともあるかも知れません。
今いる仲間全員がついて来てくれればいいけれど、
多くの場合は、何人か離脱してしまうと思います。
でもこれまた不思議なことですが、
スペースが空けば、そこにピッタリな人材が入ってくる。
それは外から来る場合もあれば、
意外と頼りないと思っていた新人が、
みるみる水を得た魚のように、
成長して新たな右腕になることもあります。
なので、
恐れずに、
旗を振りましょう。
あなたの人生なのですから。
誰のものでもない。
あなただけの旗を掲げて、
それに賛同する仲間と、
素敵な未来を作りましょう。
それが経営者の醍醐味じゃないですか?
アライズム