今いるメンバーで勝つ。
先日、高校ラグビーの決勝戦を花園競技場で観てきました!
ハンパじゃない寒さだったのですが、雨も降る中、傘をさしながら、唐揚げとホッカイロで暖をとりつつ、昼からビールを飲みつつ。。。
雨だったのに、観客もかなり入っていました。
なんせ地元の大阪桐蔭高校と、東海大仰星の、決勝戦大阪対決でしたからね〜。
結果は本当に劇的で、先制は大阪桐蔭。
一時は10点差までリードを広げるも、後半試合終了10分前に東海大仰星が同点、逆転優勝という。。
東大阪まで寒い中観に行った甲斐がある、とても充実したゲーム内容でした。
高校スポーツの妙味。
新井も、実は中高とサッカー部に所属していました。
大阪の高校サッカー界ではそれなりに名の知れた所だったんですよね。
おこぼれに預かって夏のインターハイのサブメンバーでゴールキーパーとしてベンチ入りしていた経験があります。
当時は分からなかったけど、今だと高校スポーツの「ここが魅力だよな〜」と思うところに、
「監督はメンバーを選べない」
というものがあります。
高校野球もサッカーもラグビーも、プロ野球と違って、ドラフトなんてありませんからね。
毎年どんな子たちが集まるのか分からないんですよ。
その中で、集まった子たちの「才能」や「長所」を見出して、3年間かけて、一つの作品を作り上げていく。。。
高校スポーツの監督や顧問はさながら、「限られた素材」を生かして「最高の料理を作る」料理人のような才能や能力を求められるんじゃないかと感じます。
「ウチのスタッフは使えない人ばかりだ…」本当にそうですか?
例えば、 ユニット数が10台。
年商も2億規模。
勤務医は7人以上いて、衛生士も10数名以上。。。
そんな規模の歯科医院であれば、この人手不足の時代でも、ある程度、「メンバーを選べ」るでしょう。
ただ、そうではない中小規模の歯科医院ではどうしてもやっぱり、
「今いるメンバーで勝つには?」
という思考を持たないことには、そもそも戦えません。
むしろ、
「優秀なスタッフがいればウチはもっと良くなるのに…」
と思っている先生の医院ほど、離職率が高く、職場の”心理的安全性”が担保されていないようにも思います。。。
要するに、 少し厳しい言い方をしてしまうと、、、
問題は、優秀なスタッフが採れない事ではなく、院長の”考え方”がそもそもの原因。
本当にスタッフが働きやすい職場を、意識的に作り上げている院長先生はあまり採用に困っていません。
「ウチに来たら?」
と、今働いている衛生士さんが友達に声をかけて、求人広告を打たなくても、紹介で入ってくるからです。
(↑とは言ってもコレはごく一部の例です。多くの医院さんは人不足で困ってますがね)
「いい人材がいない…」って考え続けている先生と、
「今いるメンバーでどう戦えるだろう?」 と考え続ける先生。
どちらの先生の方が、よりスタッフを『観察』し、より多くのストロークを打ち、今いるスタッフを大切に想うことが出来るでしょうか?
まず後者だと思います。
確かに、人材の不足は大変な問題です。
院長の働く時間が増えて、将来のことを考える時間がなくなったり、ちょっとした時に気配り心配りが出来なくなることもあるかも知れません。
それでも、ほんの少しだけ、「今いるメンバーの強みや長所は何だろう?」「どうすれば今いるメンバーでもっと患者様に価値提供が出来るだろう?」
そう考えて接し始めることで、
何かが変わるかも知れませんね。
あらい